『GIVE&TAKE』
オーストラリアに来て、一番感じているのが
「人のあたたかさ」。
なにか教えてもらったり、車で送ってもらったりして
「thank you!」と言うと、
「No worries!」と笑顔で言ってきます。
「No worries」という言葉。個人的にめちゃくちゃ好きです。
みんなめちゃくちゃあったかいです。
「give」&「take」とよく言いますが、
このチームに来て自分はさまざまな事を「take」してばかり。
練習、試合の時は車で送ってくれますし、家も仕事も用意してもらいました。
もちろん、セミプロというカテゴリーで仕事をしながらプレーしなければいけない現状に満足はしていません。
今後活躍して、さらに上のステージでプロとして活躍する事を目指しています。
ですが、昨シーズン、自分は日本でアマチュア契約でプレーしていたので、サッカーでお金をもらい、仕事、家を与えてくれることのありがたみをとても感じています。
Woononaの監督、GM、チームメイト。
みんなの優しさ、あたたかさに助けられて、開幕に向けてなに不自由なく生活出来ています。
じゃあ自分はこのチームになにを「give」出来るか、与えられるか。
それは、
「試合で、ピッチ内で結果を残すこと。チームを勝たせること。」
サッカーでお金をもらったり、家を準備してもらったり、待遇を受けるということは、
その分、自分のサッカー選手としての価値を「ピッチ内」で示さなければいけません。
そんな当たり前なこと、サッカー選手として一番重要なことを、ここ数日で再確認しました。
リーグ開幕まで1ヶ月。
このチームに自分のプレーで多くの物を「give」出来るよう、いい準備を積み重ねていきたいと思います。
また今後、自分が海外で活躍することで、
応援してくれている方々に、少しでも、どんな形でも、いい影響を「与えられる」よう日々自分と向き合っていきたいと思います。
今日もお読み頂きありがとうございました!!
1か月経過。
オーストラリアに来て1か月が経ちました。
なにもかもが初めてだらけの一か月でしたが、少しずつオーストラリアでの生活にも慣れてきました。
Wollongong
自分が今滞在しているのは、シドニーから電車で南に1時間半ほどのWollongongという街です。
とにかく自然が雄大で、時間の流れがとてもゆっくりしています。
シドニーの方は、日本人が多いと聞きましたが、Wollongongの街中で日本人を見たことはありません。笑
中心部にはショッピングセンターもあるし、生活してて特に不自由なことは無いです。レストランなどの外食は少し値段は高いですが、スーパーの値段は特に日本と変わらないと思います。
自分は23年間東京で育ってきましたが、雰囲気がまるで違うこの街をとても気に入っています。
サッカー
チームは先週末、初の対外試合を行いNewcastleのチームと対戦し、3-0で勝ちました。Woononaの選手として初めて挑んだ試合でしたが、改めてスタイルの違いを感じました。ざっくり言えば大雑把でパワフルです。笑
このチームの中で、自分の持ち味をどう出して、どうやってチームの勝利に貢献していくか。外国人枠の自分に求められていることは何か。もっと自分と向き合っていく必要があります。
これからプレーシーズンカップも始まっていくので、監督、チームメイトとまだカタコトの英語ですが、積極的にコミュニケーションをとっていこうと思います。
仕事
自分は『セミプロ』です。『プロ』ではありません。
『プロ』の定義に関しては最近、様々な議論が起こっていますが、これに関しての自分の考えはまた別の機会に書こうと思います。
『セミプロ』である自分は、サッカーの他に仕事もします。
チームから仕事を紹介してもらい、週に3回、朝6時半から肉屋の工場で働いています。
もちろん英語で指示が飛んできます。
めちゃくちゃ早口です。
ある程度指示を聞き取り、周りを見て、なにをすればいいのか理解できますが、
たまに指示を聞き間違えたり、ミスをすると、強面のおばちゃんからけっこう怒られます。笑
試合中並みの集中力が求められます。
サッカーに、仕事に、慌ただしい日々が始まりましたが、何の為にここにきたのか、何をすべきなのかというのを自分に問い続け、リーグ開幕に向けていい準備をしていきたいと思います!
お読みいただきありがとうございました!!
『小田倉康太』
昨日発表した通り、オーストラリアIllawarra PREMIER LEAGUE所属のWoonona Sharks FCと契約することが出来ました。家族をはじめ、多くの方の支え、サポートのおかげで契約することが出来ました。心から感謝しています。
どんなリーグなのか、どんなチームなのかはまた別の機会に書くとして、
ブログを始める際、本当に浅くしか自己紹介をしなかったので、ここで「小田倉康太」という人間を紹介させて下さい。なるべく簡潔に書きます。お付き合いください。
東京都出身。1995年10月30日生まれ23歳。
サッカー歴
富士FC→町田JFC→桐蔭学園高校→青山学院大学→東京武蔵野シティFC(JFL)
性格は良く言えば真面目。悪く言えばつまらんやつです。
サッカーをはじめたきっかけは、ありきたりですが、友達に誘われたから。
小学2年生の秋でした。
その誘ってくれた友人は現在Fリーガーとして活躍しています。
3日間の代表合宿が終わりました。
— 新井 裕生 (@101Yusei) November 15, 2018
今までに体験したことない強度の練習でついていくのに必死でした。
自分のチームに戻ってもこの強度を忘れずに日々成長していきたいです!
まだまだレベルアップできるように頑張ります!
同部屋は世界の皆本晃パイセンでした!
ありがとうございました🙇 pic.twitter.com/lgdRbTi0ex
彼の活躍には大きな刺激をもらっていますし、あの時自分をサッカーに出会わせてくれて本当に感謝しています。
サッカーを始めた時から、自分には「サッカー選手」という職業しか見えていませんでした。
いろいろとツッコミどころ満載です。
中3の小田倉少年の人生プランでは、今年日本代表に入り、自分のサッカーチームを作る予定です。ちょっと厳しそうです。もし実現すれば、本田圭佑並みです。
青山学院大学サッカー部では主将を務めました。
主将として組織をマネジメントすること、一人の選手としてプレーで結果を残すこと。
自分の力不足により、上手くいかないことが多く、とにかく苦しい一年でしたが、人として大きく成長させてもらった一年でした。
大学卒業時、目指していたJリーグチームからのオファー無く、JFLの東京武蔵野シティFCに入団。1シーズンプレーし、退団。
2週間前からオーストラリアに来て、トライアウトを受け、契約をすることが出来ました。
簡単ではありますが、小田倉康太という人間に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです。
チームの活動はすでに始まっていて、来週末には今シーズン初の対外試合があります。
まずは、監督、チームメイトと積極的にコミュニケーションを取って、チームに馴染めるよう頑張ります。
昨年読んだ本の感想をアウトプットしたいと始めたこのブログですが、
今後、オーストラリアでセミプロのサッカー選手として活動する中で、感じたこと、自分の考え等を発信していこうと思います。
よろしくお願いします!!
人生を切り拓く武器『錯覚資産』
今回読んだのは、今話題のこの本。
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』
この本は、日常の意思決定において具体的に役に立つような心理学の実用書であった。
内容としては、
1.世の中「実力主義」にはなってない。
多くの人は、成功と失敗の要因は「運と実力」によって決まると思っている。
しかし、実際は違う。
実際は「運、錯覚資産、実力」で決まる。
題名にある「勘違いさせる力」とは、この「錯覚資産」のこと。
2.錯覚資産とは?
まず、錯覚資産について説明するうえで欠かせないのが、「ハロー効果」である。
ハロー効果とは、
思考の錯覚の一種で、
1つのプラスの属性値に引っ張られて、他の属性値も底上げされてしまう現象。
例えば、容姿が良い、なにか1つ成果をあげた、などのプラスの特徴や出来事が、漠然と「その人間が全体的に優れている」というイメージを作りあげてしまう。
そして錯覚資産とは、
「ハロー効果などの他人があなたに抱く思考の錯覚のうち、自分にとって都合のいい思考の錯覚。」である。
3、なぜ錯覚資産が必要なのか?
それは、錯覚資産がないと、「実力」がなかなか伸ばせないからである。
「実力」というのは、よい上司やポジションなどのよい「環境」に恵まれて、
効率よく伸びていく。
その環境に得るためには、「自分をいかに実力があるかと錯覚させられるか」という錯覚資産が必要。
錯覚資産によって
「よい環境が手に入り、よい環境によって実力が育ち、実力があるからそれが成果を生み、その成果を利用してさらに錯覚資産を手に入れる」
というループが周り、人生や仕事の成功確率をぐっと上げることが出来る。
終わりに
この本を読み、
錯覚資産は「自分の人生を切り拓いていく上で、大きな武器になる。」
と感じました。
また、それと同時に
「SNSが発展し、多くの情報が溢れている世の中だからこそ、
自分でしっかりと情報を見極め、他人の錯覚資産に惑わされず、自分の意志で人生を選択していくことが必要」だと感じました。
自分は、
「読んだ本の内容をアウトプットして、しっかり記憶に定着させる」
という目的でブログを書いているのですが、
今回は内容がとても刺激が強めなので、あと2回くらい読まないと頭の中がごちゃごちゃになりそう、、笑
最後までお読み頂きありがとうございました!
脱「犬の道」
今回読んだのはこちらの本。
イシューからはじめよ
〜知的生産の「シンプルな本質」〜
具体的な内容としては、
「圧倒的に生産性を高め、結果を出すにはどうすればいいのか??」
ということ。
この図の右上の「解の質」、「イシュー度」共に高いゾーンが、本当に価値のある仕事、取り組み、
「バリューのある仕事」になります。
解の質??イシュー度???
となると思うので説明すると、
「解の質」とは、課題に対してどのくらい明確な答えが出せているかということ。
一方、「イシュー度」とは、本当に答えを出すべきかどうかの度合いのこと。
人は、なにか結果を出したいとか、成果をあげたいと思ったときに、どうしても一心不乱に大量の仕事をする。
これがこのブログのタイトルである、
「犬の道」というアプローチ。
もちろんそれで得られる事はたくさんある。だけど、誰が何をやるにも時間は有限だし、ただ努力と根性があれば報われるわけではない。
では、どうしていくべきかというと、
まずは、上の図の横軸であるイシュー度を高める。
要するに、「あれもこれもと課題に手をつけるのではなく、本当に解決すべき課題を見つけ出し、それに対する答えの明確さを突き詰めていきましょう」ということ。
そうすることで、混乱を解消し、目的意識のブレを無くし無駄を省くことが出来る。
僕は、
サッカーをやっているので、サッカーに落とし込むと、
ただ、走り込みや自分の課題に対して「量」をこなすのではなく、
そのメニューは、
自分のどの能力を高めるものなのか?
チームのどのような課題を改善しようとしているものなのか?
そしてそれは今本当に自分(自分達)に必要なのか?
というのを日々振り返り、ブラッシュアップさせていくことが必要なんだなと感じました。
そして、
この本のまとめとして書かれていたのは、
「プロの世界は『結果』が全てであり、そこまでの『努力』や『過程』は一切評価されない」
ということ。
だからこそ、人一倍結果を出すまでの過程に対して圧倒的なこだわりを持つことが大切だなと改めて痛感しました。
相変わらず拙い文章ですが、、笑
最後までお読み頂きありがとうございます!
脱「犬の道」!!
文武両道は必要か?
『なぜ君たちは一流のサッカー人からビジネスを学ばないの?』
という本の中で、ホリエモンと宇佐美貴史の対談のパートにおいて、次のような会話があった。
『バランスのいい生活では突出できない。
むしろ、バランスなんてとることを考えずに、才能を磨くべき。勉強もやって、サッカーもやって、バランスの取れた生活をするのは、無理。』
それを読んで、自分の中で、
『文武両道は必要ないのか?』
『そもそも文武両道ってなんだ?』
という疑問が浮かんだ。
辞書によると文武両道とは、
「文事と武事、学芸と武芸、その両道に努め、秀でていることを指す」らしい。
要は、勉強でもスポーツでも「結果」を出すこと。
学生時代、自分は、文武両道を心がけて、どちらも「結果」を出すことを目指してきたが、自分自身が一番時間とお金をかけてきたサッカーという分野で、突出出来ているか、結果を残せているかと言われれば、全くそうではない。
ホリエモンの言うように、勉強に費やしてきた時間も、全てサッカーに注ぎ込んでいれば、今自分はサッカー選手として、もっと違う立場にいたかもしれない。
ただ、自分を正当化するわけではないけど、サッカーに打ち込みながらも学校の勉強を頑張ってきたからこそ、サッカーの外の世界の魅力も感じることが出来ているし、効率的な時間の使い方というのも身につけることが出来たと思っている。
まとめると、
トップアスリートを目指していく上で、
自分は『文武両道は必要』だと思う。
ただ、どちらも100%費やすというやり方ではなく、100%スポーツに打ち込みながらも、
その他の外の世界の興味のあることを1つ軸として持っておいて、その軸を少しずつ自分の中で育てていくというやり方がいいのではないかなと思っている。
最後に、、
このブログを書きながら感じたことは、
やっぱコンパニって半端ない。笑
コンパニが経営学修士(MBA)を取得
http://news.livedoor.com/article/detail/14097151/?_from=linenews_social
自分にベクトルを向けろ
この言葉は、高校の時にコーチから言われていた言葉。
自分はサッカーを通して、いろんな事を学んできたけど、この言葉は、自分にとってとても大きなものになっている。
最近、
『7つの習慣』
という本を読んだことで、
自分の中で、『自分にベクトルを向ける』ということの意味が整理され、改めてその重要性を感じることが出来た。
「まず、自分自身に目を向け、主体的に人生を選択し、自立した人間になること。
その上で、他人との充実したwin-winの関係をつくること。
win-winの関係は自立という土台の上にしか成り立たない。」
特に自分の心に響いたのは、
「勇気とは、自分の気持ちや信念を表現すること。
思いやりとは、相手の気持ちや信念を尊重すること。
人間として成熟しているということはこの2つのバランスがとれているということ。」
自分にベクトルを向けて、内省するだけでは、なにも変わらない。
かと言って、自分にベクトルが向いてない人間が何かを主張しても、なにも響かない。
スポーツ、ビジネス、なにをするにも成功する人は、このバランスが取れている人なんだろうな。
また今回、読書をすることは、新たな知識をインプットして、自分の視野を広げてくれるだけでなく、
今まで学んできた言葉、考え方を整理して、
繋ぎ合わせてくれるものだなと感じた。
自分もっともっと本読もう。学ぼう。