人生を切り拓く武器『錯覚資産』
今回読んだのは、今話題のこの本。
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』
この本は、日常の意思決定において具体的に役に立つような心理学の実用書であった。
内容としては、
1.世の中「実力主義」にはなってない。
多くの人は、成功と失敗の要因は「運と実力」によって決まると思っている。
しかし、実際は違う。
実際は「運、錯覚資産、実力」で決まる。
題名にある「勘違いさせる力」とは、この「錯覚資産」のこと。
2.錯覚資産とは?
まず、錯覚資産について説明するうえで欠かせないのが、「ハロー効果」である。
ハロー効果とは、
思考の錯覚の一種で、
1つのプラスの属性値に引っ張られて、他の属性値も底上げされてしまう現象。
例えば、容姿が良い、なにか1つ成果をあげた、などのプラスの特徴や出来事が、漠然と「その人間が全体的に優れている」というイメージを作りあげてしまう。
そして錯覚資産とは、
「ハロー効果などの他人があなたに抱く思考の錯覚のうち、自分にとって都合のいい思考の錯覚。」である。
3、なぜ錯覚資産が必要なのか?
それは、錯覚資産がないと、「実力」がなかなか伸ばせないからである。
「実力」というのは、よい上司やポジションなどのよい「環境」に恵まれて、
効率よく伸びていく。
その環境に得るためには、「自分をいかに実力があるかと錯覚させられるか」という錯覚資産が必要。
錯覚資産によって
「よい環境が手に入り、よい環境によって実力が育ち、実力があるからそれが成果を生み、その成果を利用してさらに錯覚資産を手に入れる」
というループが周り、人生や仕事の成功確率をぐっと上げることが出来る。
終わりに
この本を読み、
錯覚資産は「自分の人生を切り拓いていく上で、大きな武器になる。」
と感じました。
また、それと同時に
「SNSが発展し、多くの情報が溢れている世の中だからこそ、
自分でしっかりと情報を見極め、他人の錯覚資産に惑わされず、自分の意志で人生を選択していくことが必要」だと感じました。
自分は、
「読んだ本の内容をアウトプットして、しっかり記憶に定着させる」
という目的でブログを書いているのですが、
今回は内容がとても刺激が強めなので、あと2回くらい読まないと頭の中がごちゃごちゃになりそう、、笑
最後までお読み頂きありがとうございました!